運命を受け入れる美しさ

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バラク・オバマがアメリカの大統領選挙に勝利した時、日本の新聞各紙に「アメリカ初の黒人大統領」という見出しが躍った。
しかし、本人が望めばその呼び名をもらっていたかもしれないもう一人の人物が実在する。
軍人の最高位、統合参謀本部議長を務めたコリン・パウエルだ。
パウエルは人格と識見で大統領にふさわしいと世間の評価は高かったが、大統領選に不出馬を表明し、ホワイトハウスに通ずる道を選ばなかった。
パウエルの自伝には、ジャマイカ系の移民の子としてニューヨークのハーレムに生きた本人が、人種差別に対して生涯の信条とした言葉が綴られている。
 
「競技場の片隅でしかプレーできないというのなら、そこでスターになるのだ」
 
運命と戦う人の美しさがあるように、運命を受け入れ、そのなかで持てる力を尽くす人の美しさもあるだろう。
どちらを選ぶかは、その人次第で、どちらか片方が正しく、もう片方が違っていると決めつけられるものではない。