盛岡大付3‐2石岡一

盛岡大付32石岡一
【盛岡大附属】
遊 峰圭哉小山B
二 佐々木俊輔花巻S
左 平賀佑東滝沢いわてS
右 岡田光輝大正B
三 小野寺颯斗花巻S
中 小川健成大正B
捕 島上眞綾宝塚B
一 及川温大奥州市立水沢南中
投 阿部秀俊岩手B
【石岡一】
右 武田翼小美玉市立美野里中
左 酒井淳志茨城オール県南クラブ
二 塚本圭一郎茨城オール県南クラブ
一 飯岡大政つくば中央S
投 岩本大地茨城オール県南クラブ
捕 中山颯太石岡市立府中中
三 千場聖斗江戸崎B
遊 滑川孝之介小美玉市立美野里中
中 古屋健太郎勝田S
 
盛岡大付(岩手)が石岡一(茨城)に延長11回、32でサヨナラ勝ちして初戦を白星で飾った。完封負け目前の92死一塁、あと1ストライクで終戦からつなぎ、6番小川健成外野手(3年)が同点の2点適時打。延長11回は1死満塁から悪送球を誘い、21世紀枠での初出場校を逆転で振り切り、甲子園春夏通算10勝目を手にした。
1点を追加され、快音を響かせた中軸2人の飛球も中堅フェンス前で失速し、敗色ムード漂う9回裏2死一塁。5番小野寺颯斗内野手(3年)も12と追い込まれてから、絶妙な演出を配した「盛付劇場」が開演した。
 小野寺 最後まで冷静でいられた。チャンスに打てない自分だし、「最後の打者になったらどうしよう?」という思いも浮かんだけど、そんなこと考えたら打てない。思い切っていきました。
 右翼線への二塁打で2死二、三塁。そして「盛付のパンチ」こと、6番小川も続いた。直前のスライダー2球を空振りとまったく合わず、12と追い込まれてから、奇跡の一振りが140キロ直球を捉えた。
 小川 一冬かけてやってきたことは、雪の上の打撃だったり、他のチームとは違うもの。そう口ずさんでから、自分が決めるとボールを待ちました。
2者を迎え入れる同点打が、一、二塁間を破った。長靴を履いて屋外グラウンドで打ち込みに徹した日々が、自信の裏付けだった。あとは勢いに任せるだけ。延長11回は1死満塁、7番島上真綾捕手(3年)の一打は142キロに詰まって併殺かと天を仰ぐも、石岡一のエース岩本大地(3年)が本塁に悪送球。三塁から平賀佑東外野手(3年)が歓喜のホームを踏んだ。
8回まで2安打11三振。岩本のデキは想定外だった。「ストレートの伸び、スライダーの切れも想像以上」とてこずった。
 関口清治監督(41)は「苦しむと思ったけど、このチームで一番苦しみました」と冷や汗をぬぐった。初出場から9大会連続で初戦敗退も、13年センバツで初勝利。初出場の安田学園(東京)にサヨナラ勝ちし、「あのときも内野へのゴロ(遊撃内野安打)で決まった。節目の勝利はいつも苦労します」。岩手勢の2ケタ勝利は花巻東(14勝)に続く2校目で、「前回の智弁学園(奈良)もそうですが、平安のようなチームに勝ってこそ勢いづく」と、歴代2102勝を挙げるV候補との初対決に胸を躍らせた。