龍谷大平安3-2 津田学園

龍谷大平安3-2 津田学園
【龍谷大平安】
中 中島大輔和歌山御坊B
二 北村涼高槻S
捕 多田龍平南都B
右 水谷祥平京都東山B
三 奥村真大草津S
一 三尾健太郎南部S
左 長畑海飛大阪狭山ヤング
遊 西川史礁和歌山日高B
投 野澤秀伍美濃加茂S
【津田学園】
二 大音壱汰美方B
左 松尾夏希東海中央B
右 藤井久大神戸中央S
三 前川夏輝B
一 石川史門愛知西S
捕 阿萬田琉希神戸中央S
遊 小林世直桑名市立長島中
投 前佑囲斗B
中 渡邉保育名古屋市立はとり中
 
龍谷大平安(京都)には、和歌山出身の選手がレギュラーに3人いるが、延長11回で津田学園(三重)を下し、京都勢の甲子園通算200勝を記録した。0―011回に奥村真大内野手(2年)が決勝二塁打を放ち、先発の野沢秀伍投手(3年)が4安打完封。2度目の優勝を狙う名門が最高のスタートを切った。
  奥村はネクストサークルで笑顔を浮かべていた。延長111死二塁。前を打つ4番・水谷が敬遠気味に歩かされるのを見ながら気持ちを整理した。
  「悔しいというより、逆にうれしかった。自分と勝負してくれて、ありがとうと」
  フルカウントからの8球目。内角直球を叩いた打球は左翼ポール際に落ち、ワンバウンドでフェンスへ。長い均衡を破った決勝の先制二塁打に「ホームランを打つ気持ちで打席に入った」と声を弾ませた。
  過去に例を見ない偉業まで、あと数メートルだった。父・伸一さん(現甲西高監督)は甲西時代の86年夏に、兄・展征(現ヤクルト)も日大山形時代の13年夏に本塁打を記録。「親子&兄弟アーチ」は次戦以降に持ち越し、「入らなくて良かった。入れるなら左中間、右中間にカッコ良く」と笑った。勝利のあいさつへ走ったアルプス席に開幕前の多忙の中で駆けつけた兄のガッツポーズを見つけ、「それが一番うれしかった」と目尻を下げた。