「艱難トモニスベク 富貴トモニスベカラズ」

「艱難トモニスベク 富貴トモニスベカラズ」
 
人間というものは艱難(かんなん・厳しい状況)のときは一致団結できる
しかし、目標を達成して金や地位を手に入れると厳しかった状況の時に一致団結したことを忘れ仲間割れが起こる
この言葉は、1867年、江戸時代末期に討幕運動の先頭に立っていた長州藩のリーダー・高杉晋作が発した言葉とされる。
長州藩内の革命戦に勝利した奇兵隊などの兵士は、「長州藩の上士軍との決戦のとき、あれほど義に燃え、痛々しいばかりの真摯さで連戦奮闘してきたのだが、ひとたび革命が成功するや、ただの無頼漢になりはてた」
「夢を実現するために目標を持ち、それにむかって生死を賭けて突き進んでいるときは、どの人間の姿も美しい。が、ひとたび成功し、集団として目標を失ってしまうと、そのエネルギーは仲間同士の葛藤にむけられる」
過激な攘夷行動の失敗の後、長州藩政府は佐幕派政権(俗論党)に握られた。
高杉晋作は、「諸隊」の一部を率いて電撃的に革命戦を起こし、それを成功させる。
ところが、このとき「諸隊」に内輪もめが起こる。そんな時に高杉晋作が言った。「艱難トモニスベク、富貴トモニスベカラズ」
つまり人間は、「艱難は共にできる。しかし富貴は共にできない」ものであるらしい。