富山商、プロ注目エース沢田が力投

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…強打の智弁和歌山追いつめた
 
  プロ注目の右腕・沢田龍太が初戦で姿を消した。9年ぶり出場の富山商は、24で智弁和歌山に逆転負け。先発の沢田は序盤から力投を見せ、初回には自己最速を3キロ更新する143キロをマーク。8回には2失策などで勝ち越しを許したが、智弁和歌山の強力打線を8安打7三振、自責点2に抑えて完投した。
 
  富山商のエース沢田が161球を投げ抜いた。同点の82死から2失策などで失点し、沢田は「勝てるゲームだったかなと思っています。1勝を目標にしてきたので、勝ちきれなかったのはすごく悔しい」と肩を落とした。
  初回。大舞台の初球で、いきなり自己最速を更新した。全力投球でストレートを外角高めに決めると、142キロと表示。「真っすぐの感触は秋より良かった。思い切って投げようと思っていました」。伸びのある直球を連発。次打者には143キロをマークし、最速記録をさらに伸ばした。
  智弁和歌山のプロ注目の左スラッガー・林晃汰を5打数無安打、2三振と圧倒した。「いいバッター。左打者にはフォークで攻めて、うまく決まった」と手応え。試合の途中には、46000人の満員御礼となり「すごく緊張したけど、抑えると歓声が上がる。気持ちよかったです」。4回にも守備のミスから失点したが、動じることはなかった。
  ネット裏では各球団のスカウトが視察。DeNAの吉田孝司編成部長は「しっかりと腕が振れている。まだまだ投げ込みが足りないだろうが、夏に向けて楽しみ」と期待すれば、日本ハムの熊崎誠也スカウトは「フォークが良かった。中学の頃から見ているが、これくらいはできると思っていた」と評価した。
  昨秋から冬は徹底的に下半身を強化、球速アップにつなげた。「甲子園の土? 夏に戻ってくるので必要ありません。もう少しスピードアップしたい」と沢田。悔しさをバネに、夏こそは聖地で勝利を果たす。