智弁和歌山・池田陽佑投手

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 エースは体調不良で投げられず、伝統の強力打線も湿り気味の智弁和歌山。先発の小堀もつかまった。五回、同点に追いつかれ、なお2死一塁。背番号182年生池田陽佑が、金言を胸にマウンドに走った。
 「びびるな、攻めろ」。背番号1の平田がくれた言葉だ。そして、先輩はこう続けた。「次の試合は(自分が)投げたい」。負けるわけにはいかない。気が引き締まった。
 同じ180センチ台の長身右腕として、平田に心酔している。冬は毎日、ペアを組んで遠投した。40メートルでも80メートルでも、強い球がきちんと胸に飛んでくる。投げっぷりにほれ込んだ。
 ピンチのときこそ、内角の直球で勝負。これも先輩のマネだ。ときには本人から「ウザキャラ」とからかわれるけど、同じ投球スタイルで、走者を背負っても得点を許さなかった。
 八回には決勝の中前適時打を放ち、投打で主役に。お立ち台に呼ばれ、笑みが絶えない。「次は先発で勝てる投手になりたい」。憧れの先輩を追い越す欲も出てきた