2018センバツ優勝の行方は?

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大阪桐蔭と東海大相模に次ぐ存在は?
23日に開幕を迎えるセンバツの優勝候補は昨秋の近畿大会優勝校、大阪桐蔭と関東大会4強の東海大相模だ。
  大阪桐蔭は投手陣、攻撃陣ともにドラフト候補がずらりと揃う圧巻の陣容を誇る。投手陣は最速147キロの柿木蓮を筆頭に、野手としても高い能力を持つ根尾昂が最速148キロ、左腕・横川凱も昨年センバツ2回戦で最速142キロのストレートを計測し、連戦が予想される3回戦以降の戦いに備える。
  攻撃陣も充実している。根尾は近畿大会でチームトップの20打点を記録し、安打1位、打率2位の藤原恭大は4番打者として起用されそうだ。2人に加えて旧チームでも中心的存在だった宮崎仁斗、中川卓也、石川瑞貴が上位に並ぶ打線は脅威だ。
 
一方、対抗馬の東海大相模は昨秋の神奈川大会決勝・慶応戦で絶対的エースの斎藤礼二が右手甲に死球を受け、そのあとの関東大会を欠場した。それでもベスト4に進出したことで、高い評価を受けている。
  斎藤の穴を埋めた左腕・野口裕斗(2)はドラフト候補クラスの凄みこそないが、関東大会では作新学院を51失点に抑えるなど安定感がある。斎藤は新チーム以降の防御率0.00が出場選手中ナンバーワンの成績で、練習試合が解禁された3月にはストレートが140キロ台を計測しているので、死球の後遺症は心配しなくてもよさそうだ。
 攻撃陣では今大会屈指の強打者、森下翔太がいる。打率.512、本塁打5、打点24はチーム内三冠王と見事な成績だ。
 
この2強の足をどこがすくうか。それが今大会の最大のみものと言っていい。その実力を持つのは静岡、東邦、智弁和歌山、明徳義塾、創成館の5校だろう。静岡は1番村松開人、2番齋藤來音、3番黒岩陽介、4番成瀬和人の上位打線に力があり、勝ち上がれば3回戦で東海大相模と激突する可能性がある。
 
東邦は東海大会決勝で静岡に5-6で敗れている。だが常葉菊川を10-6、三重を10-9で破るなど得点力が高い。東海大会では石川昂弥の2本を筆頭に3試合で4本塁打を放った。そして公式戦の本塁打数は参加校中ナンバーワンの23本。2位の東海大相模の13本を大きく引き離しており、長打力では抜けている。
初戦の花巻東戦をはじめ、勝ち上がれば3回戦で慶応、準々決勝で大阪桐蔭と対戦する可能性があり、有力校の中では最も過酷なブロックに入っている。最速146キロの本格派、扇谷莉(3)の制球力が上位進出のカギを握っている。
 
智辯和歌山の強力打線は例年同様で、近畿大会では履正社を12-8、法隆寺国際を11-4、乙訓を5-4で打ち崩している。
  履正社戦で満塁ホームランを放った冨田泰生、1年時から強打が評判の文元洸成、林晃汰や下級生の黒川史陽がスカウトの注目を集めているが、昨年夏の甲子園大会2回戦、大阪桐蔭戦でストレートが140キロを計測した平田龍輝が本格化すれば一気にトップまで駆け抜ける力がある。
 
  明徳義塾は初戦の中央学院戦が最大の難関になりそうだ。秋の関東大会を制覇した中央学院のエース大谷拓海には立ち上がりの制球難という課題がある。明徳義塾はどこまでストライク・ボールを見極められるか、選球眼が勝負を分けていきそうだ。
  キーマンとなりそうなのは投手の市川悠太、打者では秋は6番打者だった谷合悠斗。市川は明治神宮大会準決勝で強打の静岡を5安打3失点に抑えている。このとき威力を発揮したのが大きく横に変化するスライダーで、右打者が5人揃う中央学院戦でも生かされそうだ。
 
 明徳義塾と明治神宮大会決勝を戦った創成館では左腕・川原陸に注目したい。明治神宮大会の大阪桐蔭戦では43分の2を投げて無失点に抑えた。この試合で記録した5三振のうち4個がスライダーで奪ったが、鋭角に縦変化する独特の軌道だ。はまれば威力を発揮するが、聖光学院戦ではボールをしっかり見極められ2回に3失点して降板している。
対戦カードに注目すると、序盤の好試合は4日目の花巻東vs.東邦、聖光学院が勝ち上がれば5日目に東海大相模と、日大三が1回戦を勝ち上がれば2回戦で三重と激突する。
 
明秀日立のエース、細川拓哉(3)DeNAの将来の4番候補・細川成也の実弟で、強打と140キロ超えの本格派という部分に共通点がある。
 
花巻東にも好素材がそろう。大化けが期待される2年生の142キロ右腕、西舘勇陽が2番手に控え、打者では東北大会で打率5割を残した4番紺野留斗がポイントゲッターとして機能している。
 
ベスト8を予想すると、前評判の高さでは東海大相模、明徳義塾、智弁和歌山、創成館、大阪桐蔭、東邦、三重、星稜の8校が候補だ。ここに割り込もうとしているのが静岡、智弁学園、慶応、日大三となる。
そして優勝に最も有力なのは、選手層の厚さで大阪桐蔭である。