智辯和歌山vs大阪桐蔭戦を観戦して

イメージ 1
 
先発が大阪桐蔭・背番号1柿木なのに対して、智辯和歌山・背番号10小堀という点で、きびしい戦いが予想された。
 
しかし、ふたを開けてみると小堀投手が好投し大阪桐蔭に5回まで0に抑えた。小堀投手は前日の準決勝で100球ほど投げたはずだが、連投の疲れも見せず、しっかりと腕を振り、ストレート、スライダーを中心に大阪桐蔭打線に堂々と立ち向かった。
6回からはリリーフに準決勝で好投を見せた池田が登板。2死まで行ったが、4番根尾にファールで粘られる中、甘く入ったスライダーを右中間にホームランを浴びた。打った方が一枚上手であり、池田投手を責めることはできない。池田投手は7回もエラーから無死満塁のピンチを迎えたが、強打者の1番藤原を強烈なセンターライナーに打ち取り、大阪桐蔭は3走が当たりにつられて飛び出し、タッチアップできないという走塁ミスにも助けられ無失点に抑えた。準決勝と比べ、あまり体をゆすらなくなり、しっかりとしたストレートを投げていた。わたしには「魔球」に見えるスライダーが大きな武器になるはずだ。
 
大阪桐蔭に負けたことは残念だが、小堀、池田という二人の投手の好投は、智辯和歌山の今後の試合に明るい展望をもたらす。
新チーム以降、平田投手しか頼れる投手がいなかったが、心強い投手が二人も現れた。
二人とも、投球フォームに難点があったが、準決勝より決勝のほうがしっかりしたフォームで投げていた。準決勝で自信がついたのか、急成長したのがうれしい。
 
また、西川を中心に守備もよかった。近畿大会4試合で、エラーはセンターの落球ひとつだけで、非常に堅い守備といえる。中谷コーチの指導もあり、この半年で強かった時の智辯和歌山の姿に戻ったように感じ、うれしい。
 
打撃は柿木投手に抑え込まれた。柿木投手は、夏の仙台育英戦の不運な逆転負けを一日も忘れず練習に取り組んでいると聞く。
それが、智辯和歌山戦でも、単に球威球速があるだけではなく、制球力、走者を置いたときの配球、球のコースなど、確かな精神力をもった絶対エースだ。
大阪桐蔭はバックが豪華メンバーだが、最大の難敵はエース柿木であることが、この試合ではっきり分かった。
東妻選手が、準決勝、決勝の快速球投手に対しあまり打てなかったが、打ちに行くとき前の膝が割れるため、外角のボールになるスライダーを空振りしてしまうことを繰り返していました。ぜひ改善していただきたいと願っています。