ジョーク

ジョーク
 
旧ソ連に対抗して、数々の力技を繰り出して「強いアメリカ」を演出した第40代大統領ロナルド・レーガンは、大統領就任後2か月目にワシントン市街のホテルから出たところで銃撃された。
救急車で搬送されたジョージ・ワシントン大学病院で胸から弾丸を摘出する手術を受けるとき、レーガンはこう言った。
 
「君が共和党支持者であることを祈るよ」
 
手術に当たった医療チームは、実は、民主党支持者が多数だったが、執刀医は、この言葉を受けて「大統領、今日一日、われわれは全員、共和党員です」と返した。
 
遭難した政治家は日本にもいる。
「板垣死すとも自由は死せず」(板垣退助1882
「男子の本懐だ」(浜口雄幸1931
「医者を呼べ」(岸信介1960
各人各様の味わいはあるものの、レーガン氏のジョークには凄みがある。
 
政治家ではないが、落語家の五代目春風亭柳朝が脳梗塞で倒れたとき、半身不随で口もきけない。弟子が用意した五十音のひらがなを書いた文字盤を指して、病後第一声。
 
「こ、ん、ど、は、え、ん、か、の、ば、ん、だ」
 
「次に倒れるのは三遊亭円歌だ」
商売道具の声を失って、なお周囲を笑わせようとした。
かなり毒もあるが、凄みの極致ともいえる。
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