バターリン

ナポレオン3世主催のコンテスト
 
1789年「人は生まれながら自由で平等な権利を持つ」と人権宣言を発表したフランスは、周辺のヨーロッパ諸国から一斉に攻撃され絶体絶命のピンチに陥った。
窮地のフランスを救ったのがナポレオン1世だが、ナポレオン1世ほどの人気と知名度はなかったが、ナポレオン3世は、彼が主催したコンテストによって、人類に貢献する新製品が生み出された。
 
19世紀後半、日本では江戸時代から明治時代にさしかかるころだが、フランスではバターが不足していた。そこで、ナポレオン3世は、海軍および低所得者のために「バターの代用品のコンテスト」を開催した。
このとき、パリのイポリュート・メージュ・ムリエスは、コンテストに応募し、入選したのが「マーガリン」だった。
1869年、ムリエスはマーガリンの特許を取得した。
 
ムリエスは、牛の脂肪、脱脂乳、豚の胃、重曹などを混ぜ合わせて作り出したのだが、その製造過程で真珠が流れているように見えたことから、バターに代わるこの新製品に真珠のギリシャ語・マルガリテスにちなんで「マルガリーヌ」と名付けた。
「マルガリーヌ」の英語読みが「マーガリン」。
しかし、イギリスでは発売当時マーガリンではなく「バターリン」と呼んでいた。