幸徳秋水

「ねつ造」
「ねつ造」といえば、」近いところでは、「発掘あるある大辞典」の「納豆がダイエットに効果がある」を思い出すが、1910年の大逆事件がねつ造であり、しかも、和歌山県民が5人も逮捕されたことを最近知って、義憤を感じている。
 
1910年5月、信州の社会主義者宮下太吉ら4名が爆発物取り締まり罰則違反で
逮捕されたことから大逆事件は始まった。
 
明治政府はこの4人が、日本の社会主義のリーダー幸徳秋水ときわめて近い関係にあったことから、幸徳秋水を中心にした天皇暗殺計画をねつ造し、日本の社会主義のリーダーたちを抹殺する構想を練った。
 
この「事件」を理由に社会主義者らの検挙や逮捕は数百名に及んだ。
検察は26名を明治天皇暗殺計画容疑で起訴した。
裁判は異例の速さですすめられ、1911年1月18日、24名に死刑判決が出された。
6日後の1月24日、12名の死刑が執行され、12名は無期懲役に減刑された。
 
しかし、この事件は政府の「ねつ造」であり、日本で社会主義を弾圧することを狙ったものだった。
この24名の中に、和歌山県民が5人も入っていて大石誠之助と成石平四郎は死刑、
高木顕明、成石勘三郎、峯尾節堂の3人は無期懲役。
今では考えられないような「ねつ造」でありえん罪事件だが、このようなことは今後あってはならない。
 
事件に連座した方々のご冥福を祈りたい。
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