駿河屋
駿河屋
5月31日、営業を再開した和歌山市駿河町の駿河屋に行った。
本の字饅頭を6個買った。
本の字饅頭を食べるのは、およそ1年ぶりだ。
この日、買うことができたことに満足している。
1日2個のペースで食べている。
小さい頃から駿河屋の「本の字饅頭」を食べ親しんできた。
何か、祝い事があればおみやげにいただいたのが「本の字饅頭」だった。
室町時代中期の1467年に創業した駿河屋は、和菓子メーカーでは
「老舗中の老舗」とされ、西日本を中心に直営店や百貨店などで饅頭や羊羹を
販売している。
現存する日本の企業としては最も古いものの一つに数えられている。
煉羊羹(ねりようかん)は駿河屋を代表する商品として有名である。
なお駿河屋は江戸時代、代々紀州家御用御菓子司を務めた。
現在、本社は和歌山市駿河町にあり
和歌山県が誇れる老舗企業である。
<駿河屋の歴史>
1461年 室町年間中期に初代岡本善右衛門が京都伏見に「鶴屋」の屋号で創業
1619年 5代目善右衛門が紀州藩の藩祖・徳川頼宣に従って紀州和歌山へ移る
1685年 徳川綱吉息女鶴姫の紀州徳川家降嫁により、同名を憚って、屋号「鶴屋」を返上
1689年 鶴字法度に伴い、返上した屋号「鶴屋」に代わり、徳川家所縁の駿河国にあやかって、屋号「駿河屋」を賜る
1944年3月27日 株式会社駿河屋として設立
1961年 東京証券取引所、大阪証券取引所に株式上場
2014年5月 倒産
2014年11月「三和インセクティサイド」会長・田中源一郎が新会社「株式会社総本家駿河屋」を設立。
新会社は旧駿河屋の菓子職人7人を含む従業員15人を再雇用し、旧駿河屋と同様に和歌山市小倉と京都市伏見の2か所を生産拠点とすることになった。
再開にあたっては、破綻前の約500品目の中から練羊羹や本ノ字饅頭などの代表的な銘菓30品目に絞り込み、伝統の味の再現と継承に取り組むことになった。
本店の再開に先行する形で京都市の伏見店が2015年2月18日に営業を再開し、和歌山市駿河町の旧本店を「駿河町本舗」として同年3月24日に営業を再開させた。
