「グローバル化と関税」

「グローバル化と関税」
江戸時代、200年以上鎖国を続けていたが、ペリーの来航により
1854年に日米和親条約を結んだ。
 
さらに1858年、日米修好通商条約を結んで、これによって
鎖国体制は完全に崩壊した。
 
江戸幕府は、アメリカだけではなくイギリス、フランス、ロシア、オランダとも
同じような通商条約を結ぶことを余儀なくされ、ヨーロッパやアメリカといった
当時の先進国と貿易を始めた。
 
ところが、1858年の日米修好通商条約において、貿易を始めるだけではなく
日本は、領事裁判権を認めるともに、関税自主権は放棄した。
 
関税自主権を放棄するとは、輸入品に対して日本は関税を自分で
課税することができないことで、輸出入において、きわめて不利な条件を
認めたことになった。
 
後になって気付いた日本は明治になって条約改正に努めたが、いったん結んだ
不利な条約は簡単に改正することができず、領事裁判権の撤廃は36年後の1894年
関税自主権の回復は53年後の1911年のことであった。
 
 
時代は移り変わって、現在の日本は農業を保護するために輸入農作物に
ケタ外れの高い関税をかけている。
こんなに高率で大丈夫かと思うほどである。
しかも、コンニャクイモやエンドウなど、不可欠とはおもえないような
農作物にこだわっている点が、近視眼的であり、再考すべきではないだろうか。
 
<日本の農作物における高関税品目>
コンニャクイモ 1706%
えんどう豆 1085%
コメ 778%
落花生 593%
タピオカでんぷん 583%
小豆 403%
バター 360%
粗糖 323%
大麦 256%
小麦 252%
生糸 245%
いもでんぷん 234%
脱脂粉乳 218%
 
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